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分相応
 1月14日、久しぶりのN◎VAのRLをやった法条です。
 まあ、なんか色々久しぶり過ぎてあれこれと感覚が鈍ってることも多いのですが、とりあえず無事にアクトをやり遂げることができてほっとしています。参加していただいたお三方には感謝です。

 さて、まずは簡単に今回のアクトのダイジェストを。

 ネヴァーランド出身の女性、碧は取り立てて突出した才能のない“普通”の女性。ネヴァーランドを卒業した後は工場勤めをしていたが、それに耐えられず仕事を渡り歩き、そしていつしかお決まりの水商売に行き着く。そこで出会った男、黒田は例によって『悪い男』。甘いマスクと巧みな言葉に乗せられて、気がつけば多大な借金を抱え、碧は全身義体へと生まれ変わらされていた。
 彼女は何も知らずわからずのまま。ただ悲しいかな、換装されたのはイワサキの試験用全身義体、“剣・鬼式(ミミール相当)”だったのである。

 そして借金を回収にきた借金取りを、自覚すらないままに、義体の特殊な性能を発揮して“排除”してしまった碧。彼女の行動は、彼女を信じて保証人となった同郷の“委員長”睦島千歳を過酷な状況へと陥れる。面子を潰された藤咲組は若頭へと推挙されたジェームズ・フックに『オトシマエ』を付けさせるべく指示を出す。

 一方、新型義体の情報を聞きつけた千早は早速後方処理課、久瀬玲奈を動員して調査と確保に乗り出す。

 また戻らない“委員長”を心配したブロッカーに頼まれたAIブラシカは、業務と無関係で不可思議なその“頼みごと”のために千歳を探し始めるのだった。

 …かくして始まった物語は、完全にではないものの対立軸を強く予測された状況。
 フックと久瀬の目的対象こそ同じものの二つの目的は合致しない。またブラシカが探す千歳はすぐに見つかるものの彼女から改めて頼まれた“仲間”探しはいずれフックとも久瀬とも衝突しかねないもの。
 リサーチによって得られる情報は少なく、判明していくのは如何に碧が愚かで悲しい女だったのかというだけ。
 そして彼女はキャストたちに出会い、自分がどれだけ愚かなことをしていたのかを知り、さらに自分の運命がすでに自分ではどうにもならないことを知る。

 やがて、今回の実験を慣行したイワサキから派遣され監視していたクグツ石築が現れ、碧にとって最善でこそないものの逃げ道を提示する。

 イワサキ、藤咲組、千早がそれぞれに“碧”を狙い、彼女の処遇を彼女の意思とは関係なしに決め付けようとする中、すがるように“同郷”のフックに懇願した彼女の言葉(≪プリーズ!≫)は、拒絶(≪脱出≫)され、失意の中に去った彼女を追い、舞台は最後の一幕へ。

 木更津湖に浮かぶクルーザー、そこで対岸の≪子供達の国(ネヴァーランド)≫を見つめ黄昏れる碧。
 組としてのオトシマエをつけようとするフック。
 処遇を決められずに悩む久瀬。
 そして状況を見守り、思考するブラシカ。
 イワサキのクグツ石築がウェブから監視する中、フックが彼女を糾弾し、嘆く彼女に銃弾を放つ。守るブラシカの銃弾と交錯する中、碧は狂乱を深めていく。キャスト達は迷い、ためらいが時間だけをじりじりと進めていく。
 だが最後に幕を閉じたのは何もせずただ見守っていた石築だった。
「実験は終了した」そう宣言し、剣・鬼式を破壊して去っていくクグツを追うものは誰もいない。

 それでも最後の残されたのは希望(≪天罰≫)。
 AIであるブラシカは、その力を持って意識の消失した碧を同じ情報生命体として再構築したのだった。

 若頭としての初仕事となったフックは、仕事自体は成功したのかもしれない。だが、碧、そして千歳と同郷の“仲間”であったことを告白し、1プラチナムを差し出すフックに藤咲竜二は怒りを禁じえない。

 久瀬玲奈は、完全に任務に失敗した。
 今回のことで自らの資質と業務への乖離を感じた彼女は後方処理課を離れる決意をする。それは途方もなく危険なことではあるが、それでも彼女の生き様(スタイル)は後方処理課にはなかったのかもしれない。

 そしてブラシカは、“碧”を千歳に見せる。
 千歳がブラシカに向ける感情はブラシカにとって、また新たな経験値となったのだろう。


 …と、まあこんな感じでしょうか。
 多分に主観が入ってるので、実際のプレイヤーの感覚とは違うでしょうけど全体を眺めながら私に見えた物語はこんな感じでした。

 今回のアクトの目的は、“プレイヤー”を楽しませること。
 何を今更と言われるかもしれませんが、キャストがただの『コマ』ではなくプレイヤー自身から発する何かであって欲しいと願う私には、できるだけプレイヤー自身を悩ませ、考えさせるシナリオが理想だと考えています。
 他にもアクト時間を短くする、敵を弱くする、等々いくつか細かく考えていたこともありますが、概ね達成できたかなと自己満足しています。久しぶりに自己採点90点でもいいかなと(笑)。
 それくらいにはプレイヤーの皆さんには悩んでいただけたのじゃないかなぁと思ったのですけど、どうでしたでしょうか。良し悪し含め、是非皆さんの意見をお聞かせください。

 蛇足かもしれませんが、各キャストの皆さんへの雑感も少々…。

・ブラシカ PS:スタイルを貫く
 まったく初見ということもあって、物語の立場においては比較的自由で善良なものを演じていただきました。アクト前の話では『女性キャラは離して演じている』とおっしゃってましたが、実際のアクトではむしろしっかりと想い、あるいは想い入れの感じる演技、演出で見事だなぁと感じました。
 機械的な発言や行動は、むしろその純粋で未発達な感情を表現する。それはわかってるんですが、アクトでやるのは難しい。でもすごく私にはブラシカの動きが生き生きと感じることができました。
 今後、まあカブト(ボディガード)としての出演は難しいかもしれませんが、純真なAIとしてのブラシカに出てもらうような物語ならたくさん創れる気がしますよ!

・久瀬玲奈 PS:スタイルを見いだす
 RLとして誤算だったのが、久瀬が直接的な戦闘能力を持たなかったこと。…だけなら、良かったのですけど、後方処理課の人員であるならば戦闘能力が低い場合それに変わる行動(情報操作、戦術・戦略etc.)が取れないと仕事にならないとは思います。久瀬が後方処理課にいるならばせめて医療技術のほかに戦闘能力があればまだマシだったかもしれませんね。
 物語の中ではどちらかというと悪役(ヒール)なんですが、考え方や行動次第でいくらでも情をかける手段はあったはずです。フックを情に流れるよう誘導して、互いに碧を逃がすということを選択し、やりぬくことはそう難しくなかったと思います。
 まあ、今回はそういったことをされなかったので残念ながら指令は失敗。結果として後方処理課を抜けるという選択肢を取りましたが、それが久瀬には良かったかもしれません。
 医者はいいですよ、医者。実は結構依頼やら厄介ごとが飛び込み易いのです。

・ジェームズ・フック PS:スタイルを表現し他者へ伝える
 情に厚いことと、任侠(レッガー)であるということは根本的に違う、と私は考えています。任侠であることはある面で情に関わることも多いのですが、それで守れるもの、守れないものを自覚していかなければ現実のヤクザ屋さんはわかりませんが物語の中では映えないのではないでしょうか。
 フックと言えばこの二つの要素を外すことはできない。でも回数を重ねて円熟しはじめたキャストにさらにもう一歩踏み込むため、フックのスタイルを矛盾させるような状況を容易させてもらいました。
 物語を通じてほぼ終始レッガーとしての体面を重視し、オトシマエをつけるという行動をされてましたが、最後はやはり碧を捨てきれず…と。悪くないとは思います。
 ただやはり本当に碧を助けたいと望むのであればポストアクトでも言いましたが、彼女を撃ってしまってはダメだったかなと私は思います。銃を向け、それでも『オレには撃てない…』なんてやるのは最高にカッコイイと思いますが、撃ってしまってからではやはりどうやっても彼女の信頼は得られないのではないかなぁと思うのです。
 そうは言ってもフックに関しては、基本的に完成度の高いキャストだとは思います。今回のことでフックの芯にあるのが最終的には仲間や身内への『情』だとわかったので、今後はそのあたりをさらに攻め込んでみたいと思います(笑)。


 今回のアクト、個人的にしてやったりだったのはやはりフックが撃ったことと、それをブラシカと久瀬が受けて<パーソナルバリア>したことでしょうか。
 本格的な戦闘やボリュームたっぷりのシナリオも悪くないですが、年々体力気力の減衰を感じる身としてはプレイヤー自身の限界を見据えつつ、短くても深い物語を創っていきたいと思います。

 あらためてご参加いただきありがとうございました。
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コメント
この記事へのコメント
楽しかったです
堪能しました♪
なんかまとめて書こうと思ったけどどうもうまくまとまんなかったので、とりあえず足跡だけでも。
長いこと暖めてたキャストを試運転できただけでも嬉しかったのですが、なんというかシナリオ上のたち位置もほぼ望みうる最上の場所で、いやー、きもちよかった♪
フックの人や久瀬の人の悩む様も思う存分味わった(意地悪w)し。
ブラシカはお勉強中デス。
2012/01/20(金) 00:58:09 | URL | t381 #mQop/nM.[ 編集]
それでもやっぱり不安は尽きず…
自己採点90とか言っておいても、やはりつまらないと思われてるかもと考えずにはいられないものですね(苦笑)。

実は私自身RLをやっていて『AI』ということを主題に据えたキャストって初めてだったんですよね。調理しやすく、とてもおいしい素材ですけど、今回やってみてブラシカがその役目にとても向いていると感じたので今後も是非そのあたりを中心に出番を用意させていただければと思います。
2012/01/23(月) 13:24:35 | URL | 法条大地 #-[ 編集]
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