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SW2.0セッション2
月夜の箱庭10月度の定例会も、私ことT381のGMにてSW2.0で遊びました。
今回を含め3回連作セッション予定の第2回目という位置づけ。

オープニングに読み上げたトレーラーはこんなもん。

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樹木の葉も色づく頃、ミラボア王国王都の夜の一角で、静かに不気味な事件が進行していた。
大学の寮や下宿が密集する区域。比較的裕福な家庭の子弟であることが多い学生が闊歩し、安い食堂や娯楽の施設なども軒を連ねるにぎやかな一帯で、野良猫や野良犬の姿が見えなくなっていた。鳥もあまり一帯へ近寄らない様子。夜一人で裏路地を歩いているとバケモノに会う。そんなよくある噂も今年はしつこく学生たちの口の端に上り続け、数ヶ月たったある日、ついに人間の失踪事件が発生した。
秋だというのに空に晴れ間は見えず、低い天の下、知らぬ間に低くなりつつある気温がもたらす体調の微妙な崩れが、学生たちの間を不安にも似た憂鬱な空気で薄くひたしていた…
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シナリオの内容を要約すると…
ミラボア王都学生街周辺での小動物失踪に端を発し、行動がおかしくなった恋人を追った女性の行方不明に発展。真相を追ううちに、異世界から召喚された人類を滅ぼしかねない危険な怪物の存在に行き着き、ついにそれを追い詰めて退治した。
と言う感じ。

今回のコンセプトは、ホラー。辞書で引くと、恐怖・たいへんな悲しみ・悩み・身震い・嫌悪。
つまり、おっかなかったグロかったりしないといけないわけですよ。
ほら、お約束的に状況や進行が安定してるのは、やっぱりスリルが無いじゃないですか?
というわけで、今回は状況の演出と、NPCが否応なしに不幸になっていく逆らえない流れを軸に、ホラーを表現してみました。

…前回の文をもじってみましたが、いまいち面白くないですね(汗)
前回のシナリオの元ネタが今までに読んだり触れたりした脱出物の要素のごった煮だったのに対して、今回のシナリオの元ネタは純粋につい最近やったノベルゲームの内容でした。
その内容に数年来ないほど強烈に心を動かされたので、勢いでやっちまいました。

巨匠、手塚治虫の未完のライフワーク“火の鳥”をご存知でしょうか。件のノベルゲームはそのうちの一編“復活編”のオマージュ(クトゥルー神話風味)であり、不幸な事故で重大な認識障害を抱えた主人公が、偶然出会った孤独な異形の怪物との恋に落ちることから始まる惨劇と悲劇です。
もちろんその本来の内容は3割ほども再現できませんでした。残りの7割を表現するには、怪物を愛した青年の視点と、怪物を理解した研究者の視点と、怪物本人の視点が必要になるからです。…ちょっと無理ですネ☆ 冒険活劇のネタとしての形は、むしろ要素の外面をなめただけの方が適していたので、今回はそれを美味しく利用させていただきました。
かくして我らのプレイヤーキャラクター達は、グロくて世界を滅ぼす能力を持った怪物と、怪物に味方して罪も無い女性を怪物の眷属に変えたりするキチガイを倒し、人間世界をおぞましい滅亡の危機から救いました。事後処理に頭を痛めることにはなるだろうけど、とりあえずセーフセーフ…というエンドでした。
…あ。冒険者の宿の今後の運営どうしよう。

今回初参加のPC

■『ガーディ』(POME)
関西弁で喋る紫色のリルドラケン30歳。なんと女性! 白くてでかいリボン装備。
うん、かっけー。でもリルドラケンて見た目じゃ殆ど性別わからなさそうだよね(笑)
グラップラー2、プリースト(グレンダール)2
やった、パーティーに初の神官技能保持者が!! これでダメージ食らっても安心だネ☆
オーグル家の現当主、つまりデイサイトの父親に、蛮族の襲撃で壊滅したリルドラケンの集落から卵で拾われ助けられた恩があるらしい。

■『クラブ・ベア』(神牙)
魔霧の森出身の齢400歳のエルフ男性。長い銀髪と神秘的な青い双眸、まさに神の手による繊細な容貌から、黙って立っていればスゴイ美女。でもナンパ師。
グラップラー2、マギテック1、エンハンサー1、スカウト1
戦士としての資質はガーディに劣るが、インパクトじゃ負けてない。
なんで400歳にもなってこのレベルかというと、この歳になるまでは生まれついて持ってた特殊な体質で魔物が避けて通ってくれてたからだそうで。なんか突如その体質が無くなって、魔物に追われて死に掛けてたところをフレリックに助けられたのが大体5年くらい前。

他のPC紹介は前回やったので、今回はNPC紹介でも。

●“宿のおやじ”ザムエル・ラーデ
今回のおやじ。
冒険者の宿、天青石の眠り亭の主人。豪放な性格の気持ちのいい男。娘を溺愛していて、娘がらみの事になると周囲が目に入らなくなったりする。元腕利き冒険者だが一山当てて引退、夢だった自分の店を持った。奥さんには逃げられたらしい。別の冒険者の男と連れ立って姿を消したとか。
今回のセッションの結果、溺愛する一人娘メラニーを理不尽にも失う結果に。彼の今後を考えると同情を禁じえないが、一体どうしたもんか…
パーティーメンバーが意外と彼のことを気遣ってくれてたので、なんとかなるかなあ。

●“生贄の子羊”メラニー・ラーデ
今回の一番可哀想な人。
ザムエルの一人娘。母親が冒険者と連れ立って逃げ、父親と自分を捨てたという幼少期のトラウマの為、冒険者に対して理屈でない憎しみと嫌悪を抱いている。結構な美人なのだが、そんな理由で父親の店の手伝いは厨房限定。冒険者しかいない客の応対には決して顔を出さない幻の看板娘である。…で、あった。ラスボスに捕らわれて、あわれ人外のバケモノに変質。最後は冒険者たちに楽にしてもらった。昔母親が父親と自分を捨てるわ、恋人が事故に遭ってその後バケモノにとられるわ、自分もバケモノに変質させられるわ、苦しんで最後殺されるわで、いいことなかった。来世は幸せになってほしい。

●“狂気の召喚術士”ゲオルグ・ヴァレンロード
今回のいらんことしい。実はシナリオ開始時に既に故人。
ミラボアの魔法大学の元教授。
余人の考えの及ばない常識はずれの価値観を持ち、己の興味の向かうところへ他の何を犠牲にしても突き進むはた迷惑な学究の徒。人間世界の存続の危機すら、好奇心の為には省みられなかった。
実は大学上層部やゲルトラウデは、ゲオルグの危険性を重大視してひそかに彼を捕まえようとしていたが、感づいたゲオルグは行方をくらまし、セルマに追求の手が伸びるのを阻止する為に、出口の無い秘密の穴倉に篭り自ら命を絶ってその口を噤んだ。

●“怪物”セルマ
今回のラスボス。
触手と生物の内臓が無秩序に絡まりあったような外観で、常に滴る体液は有機的且つケミカルな異臭のする粘液というおぞましいモンスター。ゲオルグ元教授によって開かれた別次元の通路からラクシアへ召喚された。自我はラクシアに現れてから発現したものだが、半年あまりの間に恐ろしい勢いで知識を吸収し、現在では人族の成人並みの精神活動を行えるまでになっている。異世界へ転移して、そこで生態系の頂点に居る種族を自らの眷属に変化させることで乗っ取る、という形で繁殖する種族らしいと、ゲオルグは研究の結果推測を手記に残している。
声帯などの器質的な問題でコミュニケーションはやや難しいが、ゲオルグの教育の結果そのメンタリティは我々人間に非常に近しい形で発達している。実はやろうと思えば交渉は可能だったりするのだが、常識的に考えて、出くわしたらすぐ逃げるか倒すかしたい相手。ちなみに名前はゲオルグの母親が飼っていた猫の名前からとられた。人間に近い意識を身につけた怪物は、己の身体が持つ繁殖の機能から自らを女性であると認識するようになっていた。

●“焦点”パウル・ティーベルク
今回のトリックスター。
ミラボア王国の地方領主ティーベルク家の嫡男。王都ミラボアの魔法大学に遊学中。魔法実験中の事故で頭部に甚大なダメージを負い、最先端の魔法医療で奇跡的に回復するも、重大な認知障害が残ってしまった。五感がとらえる美醜や好悪の感覚が逆転してしまい、整然とした美しいものほどカオスでグロテスクに感じ、逆に醜くおぞましいものほど、麗しく好ましいものに感じてしまう。一時は自殺も決意した彼が生きる気力を取り戻したのは、おぞましく変貌してしまった彼の世界でたった一人だけ普通の人間に見える女性、セルマと出合ったからだった。
世界全て、肉親や恋人含めこれまでの彼の世界全てを受け入れられなくなったパウルは、ただ一人受け入れることの出来るセルマと二人(?)で新しい世界を作ろうとした。ひっそりと世を忍んで生きてきたセルマが急に活動を活発にした原因は、実はこいつ。

●“教授”ゲルトラウデ・バルデアシャイム
今回の味方。
王都ミラボアの魔法大学の講師。付属の施療院で実験医療も行っている。
毛並みふかふかのウサギ31歳。でも落ち着いたアルトで自信たっぷりな男性ぽいしゃべり方をする女性。
生物を冒涜するゲオルグの研究や関連の知識に深く関わりすぎ、少々正気を冒されているきらいもある。魔界と呼ばれる異界の研究から派生した平行世界に存在する生物に関するゲオルグ研究と、ゲルトラウデが携わっていた個々の生物の能力や特性と密接に関連する最先端魔法治療に関する研究にはリンクする点もあり、かつては情報の交換などもある程度行われていたらしい。
今回は、道を踏み外したゲオルグが所有していた、読むだけで正気をおびやかす危険な書類を精査して、冒険者たちにセルマの存在の危険さや弱点を教えてくれたりする。

□端役たち
“メラニーの友達”ルーディア
ころころ笑う、かわいらしい女性。帽子を風に飛ばされて必死に追いかけたりする。中流商家の娘で、安い下宿に住んでいるらしい。メラニーの学友だった。

“ゲート係”おっちゃん
勤続年数の長い生真面目で杓子定規なおじさん。嘘つくのが苦手で、すぐ顔や声に出る。

“図書館司書”おばちゃん大学の図書館に勤める、噂話や愚痴をはじめたらとまらない話し好きのおばちゃん。話題の転換が強引。学芸員相当の資格とか持ってるそれなりに学のある人のはずなんだけど。


思ったより長くなったので、とりあえずこのへんで。(T381)
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テーマ:TRPG - ジャンル:ゲーム

コメント
この記事へのコメント
真の恐怖とは何か
 さすがに、<天青石の眠り>亭にはいられないなぁと思ったデイサイトな法条です。
 T381さん、今回もGMごくろうさまでした。予定三回目の最終回も期待しております。

 んで、期待の意味も込めて今回はやや辛口のコメントを残しますね。

 今回のセッション、プレイヤーとしてもこれがクトゥルフがモチーフのホラーだとはすぐに実感しました。
 ただ、実は私個人としてはホラーということを考えても、前回のセッションの方が恐怖を覚えたんですよ。
 もちろんテイストの違う恐怖ではありますが、前回の、時間と共に迫り来る敵、しかも対処不能となるとこれは怖いわけです。
 対して今回のモンスター、見てくれや振る舞いこそおどろおどろしいものですが、実際には十分に対処可能なモンスターなんですよね。

 例えば復活しそうな神様もどきが、PCには対処不能で、それを行おうとするパウルやセルマを倒す、なら怖かったのですが。
 表現上だけの怖さ、は実は冒険者であるPCにはそれが対処可能である限りは真の恐怖ではありえないんじゃないかなぁと思うわけです。

 前回のセッションの怖さは、迫り来るトロールが現在のPCでは決定的に対処不能であることが大きな意味を持っていたことを考えると、プレイヤーとしてはその辺りちょっと残念だったなぁと感じました。

 デイサイトとしては、セスがいい具合に斜に構えてくれたおかげでキャラクター表現させてもらったなぁと思いました。

 基本的にT381さんのシナリオは、隙が無いので十全に楽しめるのですが、敢えて生意気なことを言ってみました。
 次回も期待していますので、よろしくお願いします。
2008/10/27(月) 12:34:45 | URL | 法条大地 #XWDE.zb6[ 編集]
サスペンス&ホラーな2.0
電波事情の泣けてくるほど悪い職場からこんにちは、緋月です。
早く自宅でネットできるようにならないかなあ…(まだ半月くらい先らしい(T_T))

そんなわけで、前回書きそびれてしまってすみませんでした。
初回、二回目と、楽しかったです! GMのT381さん、PLの皆さま方、どうもありがとうございました~♪

一回目は敵わない敵と時間限定の目隠し鬼、今回は正体不明のモンスターがじわじわと迫りくる感覚と、スリルに満ちたキャンペーンになってますね!
どきどきはらはらさせられてます。

設定のねりこみとか、タイムテーブルや地図の作り込みとか、T381さんのシナリオはいつもその丁寧な細かさに凄いなぁと思わされてます。ずぼらな緋月には絶っ対に出来ないマスタリングです、本当に。
今回も、街でだんだん情報が集まって行くときのじわじわとおかしさに気付いていく感じは、即興ではなかなかできない演出ですよね。今回は作り込みになかなかPLがついていけず、なんでもないとこで時間を使ってしまって長引かせてしまった感じになっちゃいましたが…
メラニーは救えないからこそホラーですが、出だしにちょっとだけちょっかいかけたりした繋がりを、余裕なくて回収できず、それが残念です。せっかく名状し難きメラニーが手をのばしてくれたりしたのになあ。せめて最後に「さよなら」って言おうと思ったら、先こされちゃうし(苦笑)
さて、そろそろ昼休みが終わりです。
また元気があるときに続きなど書きますね~。
ひとまず、次回も楽しみにしております!


あ、最後に一つ。
T381さん、前回の経験点と(あれば)収入を教えて下さい~。
たぶんコンジャラー3レベルに1ゾロ数回分たりてないので、レンジャー3レベルにして戦闘特技を取ろうと画策しております(苦笑)
2008/10/29(水) 13:20:40 | URL | 緋月@携帯 #-[ 編集]
あ、増殖や侵食の恐怖ができたかもしれない
セッションまとめ有難うございます&お疲れ様でした。

帰りの車の中でパウルとの接触がもっとある(そして意外にまともな反応をされて「普通の人じゃ?」とミスリードさせる)予定だったと話されていましたが、やはりあれくらい所在無い感じで良かった気がします。
どういう相手かが不明なまま追っていく手法もホラー(サスペンス)な感じでドキドキしましたよ。

それより、宿のおやじさんが同じ夜通し待っているのでも、もっと「あの馬鹿娘め! 帰ってきたら説教してやる!」な態度だったら。
1日目がすんなり終わって翌日になっても帰ってこないメラニーを探してみると・・・と、スムーズに事が運んだかもしれませんね。
せっかく作られたダンジョンが端折られてしまって惜しかった><;


現在PCのやりたい方向性はあるのですが、それをどうロールプレイすればいいか手探り状態。
次回はもう少し表現できればいいな~と野望を記しておく事にします(笑)
2008/10/29(水) 23:47:04 | URL | 霧賀 #-[ 編集]
おつかれさまでした^^
 前回に続き、GMご苦労様でした。
キャラの方向性がだんだん見えてきた、しましまです。

 最初はのん気に構えていて、宿屋の娘の恋愛話か~・・・と思っていたら、だんだん怪しい方向に・・・

 娘が行方不明だ~、と騒ぐ親父を抑えつつ、まだのん気に構えていたせいで、助けられなかったような気がします。

 もう少し上手く動いていたら助けられたような気がして、少し心残りなしましまなのでした;;
2008/11/03(月) 19:20:35 | URL | しましま #-[ 編集]
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