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深淵「英雄王の遺産」
シナリオ:「英雄王の遺産」(ルールブック掲載シナリオ)

登場人物:

ロバート(PL:神牙さん)
 テンプレート:漂泊の若き騎士
 運命:誓いの言葉(テンプレート固定)
    敵対者
    友なる動物(恋人の運命)
    愛する者を滅ぼす予言(敵対者の運命)
武勲をあげ、名のある騎士となって恋人・リーンの元へ戻ることを目指す若き騎士。彼の胸に刻まれているのは、リーンの優しい声。「あなたは騎士です。泣かないで。でも…私の胸では、泣いても良いわ」
しかし、同じくリーンに思いを寄せる騎士、グロスの導きで、故郷の国は隣国に攻め滅ぼされ、急ぎ戻ったロバートが見たのは、燃えあがる街だった。
愛する人を探す彼が出会ったのは彼女ではなく、リーンにどこか面影の似た少女──王女シルヴィアであった。


リガルト(PL:法条君)
 テンプレート:傭兵
 運命:不幸
    予言/吟遊詩人
ついてない。いつものことながら、リガルトは思う。また今回も、悪い目を掴まされた。
山の中。負け戦からほうほうの体で逃げ落ち、しかし燃える街の方からは、山狩りの灯火がいくつもいくつも追ってくるのが見えた。
生き延びなければならない。理念ではなく金のために戦う傭兵は、それが全てだ。「いつか吟遊詩人に歌われるがごとき冒険をする」。いつか聞いたそんな予言も、ここで死ねば成就などされないのだ。


少女エルテ & 白馬ティート(PL:pomeさん)
 テンプレート:白馬を連れた娘
 運命:友なる動物(テンプレート固定)
    記憶不全
    冬の予感(白馬の運命)
気が付いた時には、ティートと二人きりだった。だからいつでも、ティートと一緒だった。ティートは諦観を湛えた静かな瞳で、いつもエルテを守るように見つめていた。
記憶を失った身寄りのない少女に優しくしてくれた人たちのいる街は、いまや火の海だった。精一杯背にしがみつくしかできないエルテを乗せて、ティートは山道を走る。
ティートが足を止めたのは、山道を歩く人影の前だった。出会った人々と、そしてティートと共に、エルテは山の古城へと足を踏み入れる。
──呼び声が聞こえる。それが、彼女の失った過去からのものとわかるのは、もう少し、先のことだ。


ザブライエラ(PL:T381さん)
 テンプレート:奇妙な旅人
 運命:自己犠牲(テンプレート固定)
    死者の呪縛
    奪われた肉体(死んだ恋人の運命)
お喋りで気を使って回る、人の良い行商人。そんな仮面の下には、封印の解放者たる魔族の使徒、緑の猟犬の顔。
ザブライエラがそんな生き方を選んだのは、全て死んだ恋人・ルージュのためだ。彼女を生き返らせるために、魔族の大いなる力を欲したのだ。
彼が戦に焼かれたこの小国に現れたのは、この国の建国王が用いたと言われる三つの魔剣を手に入れるためだった。
己が力を求める者であるからこそ、彼は力を欲する者たちが呪われた魔剣へ手を伸ばすさまを、微笑んで見守り続ける──。


……てなわけで、だいぶ前から夢にまで見た深淵セッションがついに叶いました!
ご参加くださいまして、皆様どうもありがとうございました!
GMをやる緋月も、旧版で1回PLをやっただけ、と言う状態で敢行したセッションでしたが、PL様方がルール明るくないのを良いことに、うろ覚えルールをごり押ししたり戦闘も起こらなかったり、と言うやりたい放題な状態を赦していただいて、大変楽しかったのでした。
ルールブックに掲載されている、言ってしまえば「PC間戦闘推奨」なシナリオだったのですが…なぜか3つの魔剣を皆で仲良くわけっこして、NPCのお姫様を生贄にして危機的状況も乗り越える、と言う丸く収まってるのに真っ黒な不思議~な状況になっちゃいました(笑)
いやあ、本当にすごかった。GM、セッション中ほとんど何にもしてないです。GM何もしないのにストーリーが進むという、凄いシステムです、深淵。

ルールブックに「運命が渦を巻く」と言う表現があるのですが。
渦型と呼ばれるシナリオを使用したセッションにふさわしい、今こそがそれだ! という瞬間を実感できるセッションでした。
最も顕著であったのは、エルテが夢歩きで6ゾロ振って、超越幻視を行った瞬間。
あると良いな、と秘かに思っていた状況が実現して、大喜びで魔族を夢に出してみるGM。
さらには、引いてきた運命カードのせいで、魔族の使徒だったことが判明したりして。
思えばそこから、真っ黒な道へPC全員の驀進が始まったのです(笑)

「久し振りだな。その後、元気にしていたかね?」
 呼び声でしかなかったその声が、初めてはっきりと、エルテに向けられる。
 目の前で、道化の姿をした魔族が微笑んでいた。
 彼女はその存在を知っている。豊饒の王。憎悪を封じられ地に豊饒をもたらすものとなった魔族の、それでも失われることなき狂気の化身である、大地の道化。
 その手には、王冠。
「さあ、受け取りたまえ」
 そう。そのために彼女はここへ来た。ここにいる。
 封印された記憶が、ほどけていく。
 豊饒の王の魔剣。これを手に入れるために、彼女はやってきたのだ。記憶を封じてただの無垢な少女として、この国へ。
 全ては、魔剣をあるべき者の手に──自らの主たる、豊饒の王の手に返すために。
 思い出して、しまったのですね。優しい、けれど悲しい、諦めを湛えたもう一つの声が、耳に届く。
 ティート。かの白馬は全てを知っていた。思い出さなければ彼女はずっとただの少女でいられたことも、けれども必ずその時は来るということも。それゆえの諦観。
 微笑む。大丈夫だよ、ティート。私は私。いつまでも、あなたと共にいる。
 エルテは、手を伸ばす。
 差し出された王冠を、主の手から受け取る。

 その瞬間、夢は消えて──彼女は、英雄王の王冠を手にしていた。


せっかくなので、各PCの行く道も書き添えておきましょう。
 ロバート
魔剣を手にし、敵対者グロスを打ち倒すものの、それを恋人リーンに目撃される。恐怖におののく彼女に拒否されたロバートは自ら魔剣で命を絶つが、彼の命を生贄とし、魔剣はリーンの身をも貫く。かくして、騎士グロスの「愛する者を滅ぼす予言」は、ロバートの介添えにより成就された。
 リガルト
シルヴィア姫を生贄に、追っ手を殲滅し危機を逃れるも、英雄王の墓地で狂気の余韻に打ちのめされる傭兵の元に、訪れたのは名もなき一人の吟遊詩人だった。彼はリガルトを誘う。彼の行く道の先が、叙事詩に歌われるような冒険のもたらす栄光か、それともさらに深き闇に閉ざされた破滅かは、まだ誰も知らない。
 エルテ
ティートと共に駆けていく。主たる豊饒の王の下を目指して。全てを思い出して、それでもなお少女の瞳は無垢な輝きを宿している。
 ザブライエラ
全ての魔剣の行く先を見届けて、緑の猟犬は一人ほくそ笑む。力を得た者、そして魔族の使徒。──さてさて、どのように役に立ってもらおうか?

…あくまでGM目線ですので、物語部分は担当PL様のイメージが優先されます。「これは違うぜ!」という方には申し訳ありません。ぜひぜひ色々書いたりしてみてくださいね☆
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